Migraine Web Conferenceに参加しました。

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東日本エリアで診療されている先生方を対象に行われたMigraine Web Conferenceに参加しました。いとう横浜クリニック 顧問・横浜新都市脳神経外科病院 名誉院長の伊藤健次郎先生に座長をして頂きました。

片頭痛の患者様が、病院やクリニックを受診するニーズが、頭痛急性期ではなく発作間欠期の症状に関する事が多いとの報告が、最近散見されます。

片頭痛は、激しい頭痛を伴う症状で、通常は片側の頭に感じられます。片頭痛には発作が起こる期間と、発作が起こらない期間があります。片頭痛の「間欠期」は、片頭痛の発作が起こらない期間を指します。

この間欠期間中、患者様は通常通りの日常生活を送ることができ、頭痛やその他の症状をほとんど、またはまったく感じないことが一般的です。

間欠期は人によって長さが異なり、数日から数週間、あるいは数ヶ月にわたることがあります。

片頭痛の間欠期は発作が起きない期間ですが、それでも患者様が悩みを抱えることがあります。以下はその例です:

1. 不安とストレス

発作の不安: 次の発作がいつ起きるかわからないという不確実性が不安を引き起こすことがあります。

計画の困難: 予期せぬ発作が生活の計画を立てるのを困難にします。

2. 日常生活への影響

トリガーの回避: 片頭痛のトリガーを避けるために、食事や活動の制限が必要になることがあります。

過剰な心配: 小さな頭痛や症状が次の発作の前兆ではないかと心配することがあります。

3. 社会的な理解の欠如

他者からの誤解: 片頭痛が目に見えない症状であるため、他者がその重症度を理解しないことがあります。

職場での配慮の欠如: 職場で必要な配慮や理解が得られないことがあります。

4. より良い治療法の検索

効果的な治療法の模索: より効果的な治療法や予防策を探し続けることがストレスの原因になることがあります。

このような悩みを理解し、適切なサポートと治療を提供することが、片頭痛患者様の生活の質を向上させる重要なステップです。

その辺りの患者さんのニーズを如何に医療者側よりアプローチしていくかを強調して講演しました。共通の知り合いのDrも多い、伊藤健次郎先生とも様々な意見交換ができて非常に良かったです。

当院では片頭痛の患者様に対して、投薬・体操・注射といった幅広いアプローチを行っています。慢性的な頭痛だからと我慢してしまう方も多くいらっしゃいますが、通院を通して片頭痛の回数が減ったというお声も多くいただいておりますので、ぜひ一度片頭痛の改善を諦めずに、ご受診していただければと思います。