2024/05/22
横浜市で開催され現地参加しました。いつも大変お世話になっている聖マリアンナ医科大学 教授 秋山久尚先生と東戸塚脳神経外科クリニック 副院長 清水信行先生の講演の座長をさせて頂きました。講演後のディスカッションセクションで、12週間に1回3本投与可能であるアジョビに関して、様々な意見交換をさせて頂きました。アジョビの効果発現時期や効果持続効果(ウェアリングオフを含めた臨床試験データ)を中心に意見交換させて頂き、非常に勉強になりました。
<アジョビのご紹介>
当院でも片頭痛治療薬の一種としてアジョビを取り扱っております。
アジョビは、片頭痛の原因の一つとされているCGRP(シージーアールピー)という神経伝達物質と結合し、その働きを抑えることで片頭痛発作をできるだけ起こさないようにするためのお薬です。
アジョビは皮下注射として使用され、投与スケジュールは毎月1回の来院時に注射または4週間に1回1本注射または12週間に1回3本、在宅自己注射(クリニックで処方箋を受け取り、ご自宅にてご自身で4週間に1回注射)が選択できます。
在宅自己注射を行う場合には、ご加入の健康保険組合によっては付加給付制度(=医療費が一定の自己負担額を超えた場合、その超えた金額を健康保険組合が支給してくれる健康保険組合独自の制度)がご利用いただける場合がございます。
片頭痛発作をできるだけ起こさないようにする治療(予防療法)は、すぐに効果を感じられない場合があります。自己判断で治療を中断してしまうと十分な効果が得られないこともあることから、ご自身では症状の改善が感じられない場合でも、医師と相談しながら治療を継続することが大切です。
アジョビを含め、患者様に即した様々な治療法のご提案をさせていただきますので、片頭痛にお悩みの方はぜひ一度当院までご相談ください。