2024/06/08
福岡市で開催され現地参加しました。脳血管障害に関わる内科医の研究会です。エキスパート同士で症例検討し、深い意見交換ができる会で、非常に勉強になりました。今まで最高の30名以上の参加者があり、大変盛り上がりました。
昨年より再開された懇親会にも参加しましたが、こちらは途中までの参加になり残念でした。来年の第10回記念の研究会が今から楽しみです。
脳血管障害(のうけっかんしょうがい)とは、脳の血管が詰まったり、破れたりすることで、脳の血流が途絶えてしまう状態です。これにより、脳の一部が正常に機能しなくなることがあります。脳血管障害には、主に以下の3種類があります。
脳梗塞(のうこうそく)
脳の血管が血栓(血の塊)や動脈硬化によって詰まることで、脳の一部に血液が届かなくなる状態です。血流が途絶えると、その部分の脳細胞が死んでしまいます。
脳出血(のうしゅっけつ)
脳の血管が破れて出血する状態です。出血によって脳内に血液がたまり、脳を圧迫することで脳の機能が障害されます。
くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)
脳を包むくも膜の内側の血管で起こる出血で、多くの場合、血管に動脈瘤(どうみゃくりゅう=コブ)ができ、そこに圧力が加わって破裂することで起こります。
脳血管障害を予防するためには、以下の点に注意することが重要です。
・健康的な食事を心がける(塩分や脂肪を控えめに)
・定期的な運動を行う
・禁煙する
・適正な体重を維持する
・血圧や血糖値、コレステロールを適切に管理する
・早期対応
脳血管障害は早期の対応が重要です。
異変を感じた場合は医療機関を受診し、明らかに様子がおかしい場合はすぐに救急車を呼んで病院へ行くことが必要です。
早期の治療によって、後遺症を軽減することが可能です。
脳血管障害は誰にでも起こりうる病気ですが、日常生活での予防と早期対応によってリスクを減らすことができます。
健康管理に努め、異変を感じたらすぐに医療機関を受診しましょう。