座間綾瀬医師会講演会に参加しました。

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海老名市で開催され、認知症に関して講演をしてまいりました。綾瀬市の菅原医院 院長 菅原悌三先生に座長をして頂きました。10名以上の先生方に現地参加を賜り、非常に熱気のある医師会講演会となりました。認知症専門医としての視点から、様々な意見交換をさせて頂きました。

対面形式での講演会では、WEBとは違い、実際に顔を合わせて意見交換できる点が利点で非常に良かったです。神奈川県の県央地域での認知症診療連携の重要性を再認識する非常に良い機会になりました。

<認知症疾患医療センター>

当院は認知症疾患医療センターです。センターの役割は、認知症の早期診断、治療、および患者とそのご家族に対する支援を行うことです。

このセンターは、認知症の予防、早期発見、適切な治療を提供し、患者の生活の質を向上させることを目的としています。

認知症は、記憶障害や認知機能の低下を引き起こし、日常生活に支障をきたす病気です。早期に診断し、適切な治療を行うことで、進行を遅らせることができる可能性があるため、初期対応が非常に重要です。

以下に、初期対応の大切さについて説明します。

  1. 早期発見と診断の重要性
    認知症は初期症状が軽微で、見過ごされがちです。しかし、早期に発見し診断することで、適切な治療やリハビリを開始でき、症状の進行を遅らせることが可能な場合もあります。認知症疾患医療センターでは、専門医が最新の診断技術を用いて早期診断を行います。

  2. 適切な治療とケア
    認知症の治療には、薬物療法だけでなく、リハビリテーションや生活習慣の改善も含まれます。認知症疾患医療センターでは、個々の患者様に最適な治療プランを提供し、症状の緩和と生活の質の向上を目指します。

  3. 家族への支援と教育
    認知症は患者本人だけでなく、ご家族にも大きな影響を与えます。初期対応では、ご家族への情報提供や支援が欠かせません。センターでは、ご家族向けの相談や市民向け講演会なども実施し、介護方法や対応の仕方についてのサポートを行います。

  4. 地域との連携
    認知症患者様が安心して生活できる環境を整えるためには、地域との連携が重要です。センターは地域の医療機関や福祉施設と協力し、包括的なケア体制を構築します。

初期対応の適切さは、認知症患者様の生活の質を大きく左右します。

認知症疾患医療センターは専門的な医療と支援を通じて、患者とそのご家族が安心して生活できる環境を提供する役割を果たしています。

さらに、当院では認知症相談専用ダイヤルを設置し、お気軽にご相談いただける体制を整えております。当院に受診歴のない方や認知症が疑われる患者様のご家族などにもご利用いただけますので、一人で悩まずにいつでも当院までご連絡ください。