2024/10/03
Neurology Web Seminarに参加しました。海老名よりWEB配信させて頂きました。東海大学勤務時代より、大変お世話になっている秦野市の丸山クリニック 院長 丸山博志先生に座長をして頂き、パーキンソン病に関するWEB講演をさせて頂きました。パーキンソン病の診療の中で、非常に注目されている非運動症状と薬物療法(特にMAO-B阻害剤:ラサギリン)に関して、講演させて頂きました。医師・薬剤師の先生方を含めた約20名に視聴・参加して頂きました。丸山先生とも、様々な角度からのパーキンソン病の外来診療に関する意見交換させて頂き、非常に勉強になる講演会でした。
<パーキンソンのお薬:アジレクトについて>
ラサギリンは、MAO-B(モノアミン酸化酵素B)阻害剤の一つで、主にパーキンソン病の治療に使われます。一般的な薬剤名は「Azilect(アジレクト)」です。ラサギリンは、脳内のドーパミンの分解を抑えて、脳内のドーパミンの濃度を増やすことによってパーキンソンの症状を軽減します。これにより、運動機能の改善が期待されます。
利点
ドーパミンの濃度を増やすことで、パーキンソン病の症状(振戦、筋硬直、無動など)を緩和します。
注意点
頭痛、吐き気、めまいなどの副作用が報告されています。
副作用が現れた場合はすぐに医師に相談することが大切です。
当院では、毎週水曜日の午後に【パーキンソン病専門外来】を設けております。もちろん、その他の診療日でも対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。